PROJECT 特集
2021年11月社内スポーツイベントとして行った神石高原町とよまつ紙ヒコーキタワーから、福山キャステム本社まで約50㎞の道のりを総勢68人で走る駅伝イベントが大成功に終わり感動のゴールを迎えたのも束の間・・・
社長より『来年(2022年)は広島市平和公園から福山本社まで走ろう!』
工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工(スタッフ一同)
2021年11月6日 とよまつ紙ヒコーキタワーからのリレーイベントの様子
隣町から走ったイベントですら本当に走りきれるか不安だったイベントだったのに、広島市内から福山まで、その距離は約2.5倍となる約135㎞を走ろうというイベントは、いくら何でも無謀としか・・・市街地、住宅地、山道、国道、走るルートをどうするか?
ランナーの安全は確保できるか?
ランナーの送迎は?
半日で走り切る為には?
無理だと思える難題が山積。。。
しかし、やると決めたからにはやる!!
『もう半歩』のキャステムイズムを胸に、腹をくくった運営スタッフ達は無理だと思う事を、どうすれば出来るようになるのか。一つ一つ考え潰していく毎日。
何度も出向いて現地の調査。実際に走ってペースを計測。ランナーの為に走るコースを動画撮影。ランナーをコースまで送る送迎車のスケジューリング。
全ての準備が整ったのは、イベント当日の2週間前というギリギリのタイミング。
各部署から選抜されたランナーに詳細を共有し、後はみんなを信じて無事走り切れることを願うばかり。
折り紙ヒコーキ協会の会長という側面を持つ弊社の社長戸田拓夫は、日本国内だけでなく世界各国で指導員を中心に紙ヒコーキ教室や大会活動を年間500回以上開催してきました。2020年には東京で世界大会の開催を予定し、紛争の絶えないイスラエルやパレスチナの子供たちを招待して、ひとつの紙ヒコーキに平和へのメッセージを書いてもらうことで世界に平和を訴えかけたいと願っていましたが、残念ながらコロナの影響で大会は中止に。でもいつか実現しようと思い続けています。
2021年、広島県に本社を置く企業として平和の象徴である折り鶴で何か発信できないかと考え、原爆の子の像のモデルとなっている佐々木禎子さんが病床最期に折られた折り鶴の金属量産化を実現しました。それまで佐々木家を悩ませていた、保管する折り鶴の紙の劣化が進むことと全ての寄贈依頼に応えたいが数が足りないという問題を、精密金属部品メーカーとしてこれまで培ってきた技術で解決に導くことができ、平和への取り組みに貢献出来た事が大変嬉しくありました。
そんな中、実施した、紙ヒコーキタワーからの駅伝イベント。個々の力を合わせて全員で1つの目標を成し遂げる駅伝には、言葉よりも訴えかける力があるのではないかと強く感じました。駅伝を実行することによって平和への思いを繋ぎ、改めて平和への関心を深めると共に世界平和を訴えかけていきたいと願いました。
2022年10月29日早朝4時。
夜明け前の誰もいない平和記念公園。真っ暗の中に浮かび上がる原爆慰霊碑に祈りを捧げ、佐々木家の皆様と一緒に献花を行い、佐々木禎子さんの実兄・佐々木雅弘さんが第一走者として、平和への願いとこころをタスキで繋ぐ『折り鶴駅伝』がスタートしました。キャステム本社までの公道約135㎞を、社員や関係者、有志ら含め79名のランナーと44名のスタッフが連携し協力しあって走りました。過酷なスケジューリングだったのですが、皆「仲間の遅れを取り戻そう」という意気込みが生まれて全力でラン&サポートする姿が見られ、絆がより深まり、このイベントの意義を強く感じることができました。
佐々木雅弘さんより
『一人ひとりの小さな想いも、繋がることで大きな力になります。世界ヘ向けて、一緒にヒロシマから発信していきましょう』
戸田社長より
『人のいない真っ暗な平和公園を厳粛な気持ちで走った。禎子さんの想いを、平和への祈りを込めた駅伝という形で継承でき、本当によかった。』
この度の折り鶴駅伝も無事成功に終わり、感動と安堵に包まれたのも束の間・・・
社長より『来年(2023年)は福山本社から広島市平和公園を経由して長崎(約600㎞)まで走ろう!』
工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工(スタッフ一同)
来年はさらに(かなり)無謀と思われる企画を社長から発案されていますが…また皆の力を合わせれば不可能じゃない…?!と思えてきています!!
これからもキャステムの挑戦は続いていきます!